経年劣化こそ強み!?自然素材の家なら住むほどに風合いが増す!

経年劣化こそ強み!?自然素材の家なら住むほどに風合いが増す!

近年の住宅は、薄い木材を張り合わせた合板や木目をプリントした修正材などを多用しており、月日を重ねれば重ねるほど合板の剥離やプリント材の摩耗など見るも無惨な状態になってしまうのが一般的です。日本の住宅環境は、狭い敷地でも最大限日当たりを確保しようと日当たりが悪く風通しも悪い北側もしくは西側に家屋を寄せ、水回りを集めてしまうので湿気が溜まり土台や床が腐敗する事が多々あります。しかし、自然素材の家は、月日を重ねれば重ねるほど木材に含まれる成分が表面に出てきて風合いが良くなるだけでなく、素材が生きているかの様に湿度を調節してくれるので腐敗が発生するリスクが低く住宅の寿命が長いのが特徴です。自然素材の家は、人体に悪影響を及ぼす建築資材を使用していないだけでなく、腐敗の発生リスクを抑制すると共にカビの発生リスクを低減させるので居室内の空気が清浄で健やかに過ごす事ができます。また、ヒノキやヒバを使えば、腐敗しにくい耐腐性能が高いだけでなく、住宅に重大な被害を及ぼす耐蟻性能があるので安心して住む事ができます。

最近人気のオーク材を用いた自然素材の家の利点・デメリット

最近は原点回帰として、自然素材の家が人気を集めています。それに伴い、従来の木材を多用した住宅が建てられることが多くなりました。中でも重厚感・高耐久性の観点からブナ科の植物であるナラの材木、オーク材に注目が集まっております。今まではスギやヒノキなどの針葉樹が用いられてきましたが、アレルギーを起こしにくいとして広葉樹林が着目されるようになりました。ただ、広葉樹林は虫・菌が好むため、きちんと処理されていないものは食害・腐食が起こりやすいという難点もあります。また、粗悪な薬品を用いて防腐処理が行われたものは、人体に悪影響を及ぼすこともあり、きちんとしたオーク材などは他の建材と比べて高い傾向にあります。木材は法隆寺など歴史的建造物にも用いられている通り長持ちし、人に愛される健在です。自然素材の家においては木材を適材適所に配置することで、耐久性・肌ざわりともに素晴らしい、長く住むことができる家を建てることができます。